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冷えとり靴下の重ね履きについて

靴下の重ね履きをするメリット

内臓の機能を活発にする

 

足裏は内臓のツボが集中しているところです。

 

例えば、足の親指は消化器や肝臓とつながりが深く、小指は膀胱、泌尿器系、土踏まずの辺りは腎臓と関連があると言われています。

 

このポイントを温めることでツボを刺激すると、内臓の機能が活発になると考えられています。

足裏から毒素を排出できる

 

靴下の重ね履きをすると足から汗が沢山出ます。

その汗とともに、内臓に溜まっていた毒素を排出しやすくなると考えられています。

 

靴下を履くだけで、頭寒足熱の状態をキープできる

 

当整体院では頭寒足熱という身体の状態を重要視していますが、ソックスを履くだけでこの状態に近づけることができます。

 

半身浴や足湯、湯たんぽと合わせて使っていくことで、より効率的に、頭寒足熱の身体づくりができるようになります。

不安定な精神状態が改善してくる

 

頭熱(のぼせ)状態が慢性化している方は、精神的に不安定になる傾向があります。
(詳しくは、不安定な精神状態と頭に血が上ぼった状態(頭熱)の関係性をご覧ください)

 

靴下で足元を温めることで、頭熱(のぼせ)が改善し、それにともない精神的にも安定しやすくなります。

冷えとり靴下について

 

冷えとり健康法では、絹や綿などの天然素材の靴下を重ね履きすることを推奨していますが、靴下を重ね履きする理由について説明していきたいと思います。

絹は保温性と排毒力に優れた素材

 

絹(シルク)は、蚕(かいこ)が作った「繭」からできています。

 

蚕とはクワの葉を食べる昆虫のことで、この昆虫がさなぎになる時に、自分の身を守るため、口から糸を出して作るのが「繭」です。

 

繭は、その存在理由が、「自分の身を守るため」にできているものです。

 

そのため、中にいる蚕が、呼吸や水分、その他の物質として出した「老廃物を排出する効果に優れ、外の寒さから身を守るための保温性にも優れています。」

 

そういった絹の特性によって、老廃物を排出しやすくなるのかもしれません。

 

また、絹は「通気性」「殺菌作用」が非常に強いため、化繊のソックスと違い、汚れや臭いが付きにくいのも特徴です。

絹と綿のソックスを交互に履く理由

 

絹は老廃物を排出する効果に優れていますので、身体面のケアという観点からみれば最上の素材といえます。

 

しかし、質の良いシルクは値段が高く、摩耗しやすいという弱点があります。

この弱点をケアするのが、丈夫な天然素材である「綿」です。

 

絹の上に綿を履くことで、絹の耐久性が飛躍的に上がり、長く使えるようになるのです。

 

また、重ね履きをすることで、ソックスとソックスの間に「空気の層」が生まれ、それが更に保温効果を高め、頭寒足熱の身体に近づくことができます。

どれくらいの時間履けばよいのか?

 

できる事ならば、24時間重ね履きを続けることがベストです。

 

しかし、仕事の都合、ファッションの問題などで、常に重ね履きをすることが難しいという方は、「就寝時」に履くだけでも効果を期待できますのでご安心下さい。

 

就寝時は、どなたでも副交感神経が優位になり、身体中の「老廃物が排出しやすくなる時間帯」です。

 

しかし、現代人の多くは、老廃物の排出力が低下しているため、就寝時でさえもうまく排毒できないことがしばしばあります。
(しっかり寝たはずなのに疲れが取れない・・という方は多いはずです)

 

そのような問題をクリアするためにも、就寝時に靴下の助けを借り、足を温め排毒を促すことが重要になってきます。

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