カンジダ膣炎は、※カンジダ菌が膣に侵入し、異常増殖したことで起こる感染症のひとつです。
感染症と言っても、性感染症(いわゆる「性病」)とは異なり、性行為が全くなくても発症するのが特徴です。
カンジダ菌が外陰部に感染したものが「外陰カンジダ症」、膣内に感染したものが「カンジダ膣炎」と呼ばれます。
(※カンジダ菌は、口の中や皮膚の中など、身体のいたるところに常在する真菌に属する細菌で、カビの一種です。)
主な症状は、強い外陰部のかゆみ、膣や外陰部の赤い腫れ、外陰部の腫脹、性交時や排尿後の疼痛、灼熱感、ヨーグルト状のおりものや酒粕状の少しポソポソしたおりものなどがあります。
現代・西洋医学での見解
風邪、疲労、精神的ストレス、寝不足などによる抵抗力の低下、妊娠中の身体の変化などが原因になっていると考えられています。
菊地屋での見解
菊地屋では、カンジダ膣炎の主な原因には、冷えが関係していると考えています。
(冷えとは、全身の血液の循環不良という意味で捉えています。冷えについての詳細は、「冷えは万病の元」をご覧ください)
血液の循環が悪くなると、細胞に栄養や酸素を供給したり、炭酸ガスや老廃物を排出することが難しくなりますから、身体にとっては大きな負担となり抵抗力も著しく低下します。
このことが、根本的な膀胱炎の原因になっていると考えています。
冷えの中でも、特に「骨盤内の冷え」が問題になります。
男性と違い女性の骨盤内には、子宮や卵巣、その他にも尿道や膀胱、直腸などがぎっしりと詰め込まれているため、構造上複雑にできており血液が滞りやすくなっています。
また、女性は骨盤が男性よりも広くできているので、身体を支える筋肉が運動不足で衰えたり、疲労やストレスによって過剰緊張してくると、胃や腸などの臓器が下がり、骨盤内にある膀胱はもちろん血管やリンパ管などを圧迫してしまうことがあります。
すると、全身の血液の循環不良の上に、物理的な要因からくる、骨盤内の冷えが重なることになってしまうわけです。
菊地屋では、このような身体の冷えが原因となりカンジダ膣炎になりやすくなると考えています。
カンジダ膣炎はあくまで結果的な症状
菊地屋では、まず、全身の血液の循環不良(冷え)のような、大きな問題が先に起こっており、抵抗力が落ちた結果が、カンジダ膣炎という症状だと考えています。
現代西洋医学では、薬による施術が基本となっていますが、これはあくまでも対症療法であり、これだけでは、根本的な改善は難しいと言えるでしょう。
(再発の可能性も高くなるでしょう)
有効なセルフケア
冷えによって、身体全体のシステムがうまく機能しなくなり、そのしわ寄せが貧血の原因となっていると仮定すれば、症状を改善するためには、根本的な身体の立て直しが必要でしょう。
そのために、菊地屋でおすすめしているのは、冷えを改善し、ストレス解消にもなる頭寒足熱・冷え取り健康法です。
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