子宮や卵巣はなぜ病気になりやすいのか?

年々、子宮や卵巣の病気が増加しています。

 

なぜ、子宮や卵巣は病気になりやすいのか?
その理由について、私なりの仮説をお伝えしたいと思います。

 

ただ、婦人科系の病気は女性ホルモンのバランスが崩れることで起こる・・
といった、他のサイトでも確認できることを書いてもあまり意味がないので、「慢性的にエネルギーが不足し疲労が蓄積した状態が、どのようにして子宮や卵巣の病気につながっていくのか」という切り口で、私の仮説を述べていきたいと思います。

 

おそらくこの考え方を知ることで、あなたの子宮や卵巣の病気に対するイメージは大きく変わるはずです。

 

※個別の症状ページにも同じ内容の記事が掲載されています。

命に別状がない部位から順番にエネルギーがカットされていく(身体が衰えていく)

 

私たちが生きていくためにはエネルギーが必要です。

 

基本的には水分や食べ物、酸素などからエネルギーを取り入れるわけですが、広義の意味では、太陽の光や東洋哲学の中心概念である「気」などもエネルギーであり、そういったさまざまな種類のエネルギーを取り入れ、それを利用することで私たちは生きています。

 

現代人はエネルギーを消耗し過ぎている方がとても多いのですが、その状態が慢性化してしまうと、身体は生命を維持するために、エネルギーの分配方法を状況に応じて最適化しようとします。

 

少しややこしい表現になってしまいましたが、平たく言えば、少ないエネルギーの中でなんとか生きていく必要があるので、命に関わる重要な臓器や機能に回すエネルギーを優先して、それ以外へ回すエネルギーを減らすことで、身体全体のダメージを最小限に抑えようとするわけです。

 

例えば、急に仕事を辞めることになり、お給料が激減してしまったとします。

 

すると、ファッション代や外食代、レジャー代などにお金を使うことは難しくなり、生活の基盤となる家賃や光熱費、食費、通信費など、最低限の支出で済むように節約するのが一般的ですよね。

 

それと同じで、身体もエネルギーが足りなくなれば、命に別状がない部分に回すエネルギーから段階的にカットしていくことで、エネルギーを節約しつつも、全体のダメージが最小限になるようにバランスを取ろうとする傾向があるのです。

 

老化現象についても同じ考え方が適用できます。

 

人間が老化していくプロセスは大抵の場合、生命維持には直接関係ない肌や毛髪、爪や歯、目や耳、筋肉など末端の部位から進んでいきます。

 

このような現象も、より生命維持に重要な部位を守り、身体のパフォーマンスを長く維持できるようにするためだと考えられます。

 

老化する年齢ではなかったとしても、仕事が忙し過ぎたり、強いストレスが続いたり、睡眠不足や暴飲暴食などでエネルギーが消耗すれば、やはり命に別状がない部位から症状が現れてくるのが一般的です。

 

例えばあなたも・・

 

肌が荒れたり、顔色が悪くなる。
髪が細くなったり、白髪が増える。
目の疲れを感じたり、視力が低下する。
耳鳴りやめまいを感じる。
筋肉が凝り、身体が固くなる。
疲れが取れない。
精神的な不安定さを感じる。
眠れなかったり、眠りが浅い。
身体が冷えきっている。
生理痛や頭痛がひどい。

 

など。

こういった症状が現れていたのではないでしょうか?

身体全体を守るために子宮や卵巣が犠牲になっているのかもしれない

 

本当はこういった症状が出ている時点で、身体は「このままでは病気になってしまいますよ!」というメッセージを何度も発信しているのですが、それを長期間放っておくと、状況はさらに悪化してしまいます。

 

私の印象では、自律神経系、内分泌系(ホルモン)、免疫系のバランスが崩れるというプロセスを経た後、臓器の病気や機能低下に発展していくケースが多いと感じているのですが、問題が臓器のレベルにまで至ってしまった場合、比較的、早い段階で犠牲になる可能性が高いのが子宮や卵巣なのではないかと考えています。

 

なぜなら、子宮と卵巣は、仮に手術で全摘出したとしても、ある程度ふつうに生きられる臓器だからです。

 

極端な話、摘出してもなんとか生きていける臓器の機能が落ちたり、そこに良性の筋腫やのう種ができたとしても、命が脅かされるような状況になることはまずありません。

 

それは裏を返すと、子宮や卵巣が犠牲(病気)になることで、他の臓器が病気にならずに済んだり、身体全体のダメージを最小限に抑えられていると考えることもできるのではないでしょうか。

 

これはもちろん仮説ですが、私自身は大真面目に信じている仮説ですし、できればあなたにもこの考え方に賛同してもらいたいと思っています。

 

なぜなら、子宮や卵巣の犠牲のおかげで、これ以上状況が悪化せずに済んでいると考えれば、筋腫やのう腫、内膜症などの患部に対する拒絶感や怒りが多少はやわらぐはずですし、何よりも、あなたがあなた自身の身体(患部)と敵対関係にならないで済むからです。

 

今この瞬間も生きるために一生懸命頑張っている身体を、これ以上責めるのはさすがにかわいそうです。

 

まずはあなたが、あなた自身の身体を肯定してあげてみてはいかがでしょうか。

病気を根本的にケアするために必要なこと

 

さて、これまでの話の流れをまとめると。

 

前提として慢性的にエネルギーが不足した状態があり、その状況を長く放置してしまうことで、エネルギーを回せなくなる臓器が出てくる。
その際、命に別状がない子宮や卵巣が犠牲になりやすい。

ということになります。

 

ここで私が強調したいことは、根本的に問題を解決するためには、慢性的にエネルギーが不足してしまうほど、心と身体に負担がかかるようなライフスタイルを見直していく必要があるということです。

 

例えば、ライフスタイルを変えることなく、子宮筋腫や卵巣のう種の患部を手術で切除したとしても、これまでと同じような生活を繰り返せば、時間の問題でエネルギーが不足してくるはずです。

 

すると身体はまた、ダメージを最小限に抑えるために子宮や卵巣に問題を押し付けてしまい、その結果「病気の再発」という、婦人科系の病気によく起こる問題が生じてしまっているのではないかと考えています。

 

薬で症状を抑制するのも手術で患部を摘出するのも、有効な場合があることは間違いありませんが、それは「一時的な対処でしかない」ということは頭に入れておいてください。

 

つまり、子宮や卵巣の病気を根本的にケアするためには、エネルギー効率が悪くなりがちのライフスタイルを見直し、子宮や卵巣にも十分にエネルギーを回すことができる状況を作ることが重要なのです。

 

それでは次の記事から、多くの現代人がエネルギー不足に陥ってしまっている理由について、私の仮説ををお伝えしていきたいと思います。

次の記事→現代人が無自覚にエネルギーを消耗してしまう習慣について