生命力が高く長生きする人の特徴と、ネットや他人の情報に振り回されないようにするコツ

生命力が強そうな人と聞くと、どんな人をイメージしますか?

 

おそらく、肉体的にも精神的にもエネルギッシュで、ポジティブな印象の人を思い浮かべる方が多いのではないかと思います。

 

表現を変えると、生命力とは「量的なもの」だという印象があるのではないでしょうか。
つまり、生命力が強い人は、持っているエネルギーも大きいという認識です。

 

私も昔はそういうわかりやすいイメージを持っていたんですが、いろいろな人の心と身体をつぶさに観察してきた結果、生命力が強い人のイメージが全く違ったものになっていきました。

 

本当の意味での生命力は、自分を観察することで高まる

 

生命力について書かれた興味深い文章があるので、ここで引用したいと思います。

 

ここで語られていることは、鹿児島県の徳之島に住んでいる105歳~110歳くらいの「超高齢者」の身体を研究している研究者について、著者が話している場面です。

 

彼は半年ぐらい徳之島にフィールドワークに行って、たくさんの高齢者の身体を触ってきたそうです。
 
それでわかったのは、超高齢者たちと言っても、生活習慣とか食生活とかには特段の共通点はない。
 
でも、身体を触ると全員に共通している点があった。
 
それは自分の身体の内側で起きた反応を言語化できるということだっ た。
 
施術されていて、今体内でこういう変化があったということを言葉にして伝えることができるんだそうです。
 
だから、施術していると、「もういい」「もうそこで止めて」という要請がなされる。
 
これだけは全員に共通していたそうです。
 
引用元 善く死ぬための身体論 (集英社新書) P90
内田 樹 (著), 成瀬 雅春 (著)

 

一般的に、専門家から施術されている時に「もういいです」なんて言える人はなかなかいないですよね。

 

大抵の人は、プロのほうが知識もあるのだから、違和感があっても、それは自分の感覚のほうが間違っていると思ってしまうでしょうし、何より「もういいです」なんて言うのは失礼なことだと思ってしまうはずです。

 

でも、徳之島の超高齢者の方々は、「もういい」とストップをかけてしまえるわけです。

 

なぜそんなことが言えるのかというと、おそらく、長いこと生きてきた経験の中で、自分の身体をちゃんと観察してきてるんだと思うんですね。

 

逆に言えば、自分の身体をつぶさに観察してきたからこそ、その年齢まで生きられたのでしょう。

 

自分をしっかり観察していると、世間や他人の情報に振り回されなくなる

 

多くの人は、生命力が強い人は、肉体的にも精神的にもエネルギッシュな人を思い浮かべるかもしれませんが、実はそうでもないんですね。

 

私の経験から言うと、本当の意味で生命力が強い人は、まさにこの徳之島のおじいちゃんおばあちゃんのように、自分の心や身体に起こっていることをしっかり観察できるセンサーを持っている人なんです。

 

このセンサーが鋭いと、例えば人に会った時「なんかこの人と食事してるとご飯が不味く感じるな・・」とか、「今日はあんまり食べないほうがよさそうだな」とか、そういうことが理屈抜きでわかるようになります。

 

当然、「これ以上、マッサージされると疲れそうだな・・」という感覚もわかるので、ストップがかけられるわけですね。

 

自分の心と身体をモニタリングすることで浮かび上がってくる感覚は、自分にとってとてもリアルな感覚です。

 

その感覚に従って生きていると、ネットのくだらない情報、世間や他人があれこれ言ってくる冷静さを欠いた話や、根拠のない話などに振り回されることが激減します。

 

なぜなら、そういう情報に接すると、心と身体に「これはうさん臭いぞ・・」という拒否反応が出てしまうからです。

 

この反応がとてもリアルで気持ち悪く感じるので、妙な情報に振り回されなくなるわけです。

 

瞑想は自分を観察して自分をコントロールする技術

 

情報に振り回されてしまう人は、大抵、自分の心と身体を観察できていません。
気にしているのは自分以外の「誰か」や「何か」だからです。

 

生命力を高めたい人、情報に振り回されたくない人は、自分の心と身体をじっくり観察することをおすすめします。

 

最初は、自分の呼吸を意識して観察するところから始めてみてはいかがでしょうか。

 

ちなみに、瞑想は自分を観察するための技術です。
逆に自分を観察する行為は全て瞑想になります。

 

まとめ
本当の意味で生命力が高い人は、自分を観察するセンサーが発達している。
 
生命力を高めたり、ネットや他人の情報に振り回されないようにするためには、自分の心と身体をモニターし、その反応を少しずつ行動に反映させることが大切。
 
瞑想は自分を観察して自分をコントロールする技術。