卵巣機能低下症の原因、ストレスや冷えとの関係、薬以外の改善方法

卵巣機能低下症(若年性更年期障害)について

20~30代の若い女性が、更年期と同じような症状を起こす「若年性更年期障害」が、最近増えてきていると言われています。
医学的には「卵巣機能低下症」と言い、文字通り卵巣の機能が低下して起こる病気です。

〇目次
1、卵巣機能低下症の原因。現代・西洋医学での見解
2、卵巣機能低下症の原因。菊地屋での見解
3、有効なセルフケア

一般的な更年期障害の症状
頭痛、ホットフラッシュ(ほてり・のぼせ)、動悸、微熱、血圧異常、耳鳴り、冷え、不眠、めまい、月経異常、疲労感、息切れ、肩こり、首こり、むくみ、イライラ、不安感、憂鬱、下痢、便秘、腰痛、しびれ・・など。

現代・西洋医学での見解

卵巣機能低下症(若年性更年期障害)の最も大きな原因と言われているのが、女性ホルモンの一つであるエストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌量の減少です。

卵巣の機能が良好であれば、脳内の視床下部という部分から発せられる「エストロゲンを出せ」という命令(この命令は、卵巣刺激ホルモンという他のホルモンによって行われています)に反応し、実際にエストロゲンを分泌する事ができますが、卵巣機能が低下してくると、卵巣はこの命令に対応できなくなります。
つまりエストロゲンを分泌できなくなってくるのです。

すると、視床下部は、「なぜ命令しているのに増えないのだろう?」と、命令(卵巣刺激ホルモン)を出し続けます。
その結果、卵巣刺激ホルモンは増加する一方で、エストロゲンは増加しないというホルモンのアンバランスが起こります。
このホルモンバランスの乱れが、卵巣機能低下症(若年性更年期障害)の主な原因と考えられています。

そして、ホルモンのバランスが乱れる理由として、過剰なストレス、ダイエット、不規則な生活、お酒やタバコといった嗜好品、乱れた食習慣などが深く関係していると考えられています。

菊地屋での見解

※まず初めに、過剰なストレス、ダイエット、不規則な生活、お酒やタバコといった嗜好品、乱れた食習慣などが問題なのは当然なので、あえてこの部分には触れず、違った視点から考察していきたいと思います。

当院では、卵巣機能低下症の主な原因には、「ストレス」や「冷え」が関係していると考えています。

まずは、ストレスと卵巣機能低下症について解説していきたいと思います。

私たちの身体は、呼吸、心拍数、血圧、体温など、さまざまな働きを司る「自律神経系」、ホルモンの分泌を司る「内分泌系」、外部から侵入してくる異物から自身の身体を守る「免疫系」などの働きが、バランス良く機能することで健康を維持しています。

しかし、急に大きなストレスを受けたり、日々のストレスが重なり過ぎると、この三つのシステムのバランスが壊れてしまいます。
このことが原因となり、あらゆる症状が現れてしまう訳です。

ある秩序が崩壊した時に、最初に影響が出てくるのは、基本的には、そのシステムの中で最も脆弱な部分でしょう。
女性の場合、それに当たるのが子宮や卵巣などの骨盤内にある臓器であることが多いのです。

その理由は、女性の骨盤の構造にあります。

男性と違い、女性の骨盤内には、子宮や卵巣、その他にも尿道や膀胱、直腸などがぎっしりと詰め込まれているため、構造上複雑にできており、血液が滞りやすくなります。

また、骨盤が男性よりも広くできているので、身体を支える筋肉が、運動不足で衰えたり、冷えによって過剰緊張してくると、胃や腸などの臓器が下がり、骨盤内にある子宮や卵巣、膀胱を上から圧迫してしまうことがあります。

すると、押しつぶされた臓器の血流は悪くなり、さまざまな異常が現れることになるのです。

次に、冷えと卵巣機能低下症の関係について解説しますが、その前にまずは、冷えについて簡単に触れておきます。

当院では、冷えとは、全身の血液の循環不良という意味で捉えています。
(冷えについての詳細は、冷えは万病の元と言われる理由をご覧ください)

血液の循環が悪くなると、細胞に栄養や酸素を供給したり、炭酸ガスや老廃物を排出することが難しくなりますから、身体にとっては大きな負担となります。
ましてや、元々、血液が滞りやすい骨盤内にある子宮や卵巣にとっては、致命的な問題となるでしょう。

婦人科の血行が悪くなると、細胞に栄養や酸素を供給したり、炭酸ガスや老廃物を排出することが難しくなりますから、卵巣の機能は当然低下してしまいます。

そして、機能が落ちた卵巣はホルモンを正常に分泌できなくなり、卵巣機能低下症のような症状が起こるのではないかと考えています。

有効なセルフケア

身体のシステムがうまく機能しなくなり、そのしわ寄せが卵巣機能低下症の原因となっていると仮定すれば、症状を改善するためには、根本的な身体の立て直しが必要でしょう。

そのために、菊地屋でおすすめしているのは、冷えを改善し、ストレス解消にもなる頭寒足熱・冷えとり療法です。

お金もかかりませんし、家で一人でできるものですから、是非、ご自分のペースで取り組んでいただきたいと思います。

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